ウイスラー
   
文 写真: S40年 法学部卒  古澤 敏

来た来たウイスラー! やっと来ました。
関空から8時間でバンクーバー、市内のバスディーポからハイウエイで北へ120km、2時間の道のりである。
 【ウイスラーはブロッコム山(2,440m)とウイスラー山(2,182m)からなる北米最大のゲレンデで、200以上のコースがあり最大滑走郷里は11km】と持参のガイドブックに載っている。
2010年冬季オリンピックのメイン会場だ。






私は還暦を過ぎてスキーを始めた。今年で5年目となる。
スキーとの出会いは20歳代後半にあったが、スキーは重いし、寒いし面白くなかった。40歳を過ぎてテニスをはじめたとき、またテニス仲間にスキーにさそわれた。「あんな寒いところへ誰が行くか。仕事も忙しいし」と毎回断っていた。
定年退職の歳を迎えた。また誘ってきた。「今度は仕事が忙しいといえないだろう。断る理由がないだろうが・・・」という。「スキーは寒いからやらない」と云うと「スキ-はやらなくていい、温泉と酒がある」という。あまりうるさいから「よし。ヤル」と答えた。「3月に蔵王へ行く」と先方は言った。その蔵王の宿はゲレンゲの中腹にあり、少し滑らないと昼飯も食えないらしい。それから特訓が始まった。「国境」という聞いたこともないスキー場へ連れて行かれ借り物の道具で山ほど転んだ。「えらいことはじめたもんだ、この年になって」と後悔もした。でも何とか滑れるようになり、蔵王の【ざんげ坂】で懺悔して憧れのウイスラーへ来たのだ。
 今にして思えば、誘ってくれた方々に感謝、感謝である。

  到着した夜
  ウイスラーの
コンドミニアム前で
 8月より計画を練り、テニス仲間の男女各4名のオジン、オバンがわいわいがやがやと集まった。
 12月13日関空を出発、時差の関係でその日の夕刻ウイスラーについた。
 家を出てから約16時間の行程だった。

 Oh!オウ!!これがウイスラーか。二つの大きな山(ウイスラー山とブロッコム山)が我々を迎えてくれた。街は 雪にうずもれていたが整然として美しかった。本当に来たのだウイスラー

 
14日夜から15日の朝の
大雪で60cmあまりの積雪があった。
車が雪で埋まっていた。
 
 
ウィスラーはホテルやコンドミニアムのあるところ(ヴィレッジ)とゲレンデが近いのが便利である。
ヴィレッジにはホテルのほかレストランやマーケット、アルコール専門店(おおいに役立った)、ウインタースポーツ店、みやげ物店、などが整然と並び、美しいウインター・リゾート地だ。

2006年12月14~16日
まずまずのお天気で一同張り切ってゴンドラに乗ってゲレンデへ
やっときたな~ ぐっ~と来るものがある。
頂上のレストラン 板も人も一休み ゲレンデの案内版――
リフトの運行状態を示している

  




カンゲキ!! カンゲキ!!!  大感激!!!!
     天にも昇った気分だ!!!!!


 
さあ これから滑ろう、気をつけて、ケガをしないように
パウダースノーはとても滑りやすい。
この時期、日が短いので3時ごろから下山を始めた。
まるで民族大移動のようだが、ひしめき合うことなく楽しく下山できた。
ブロッコム山の氷河の上に立った


   
ヴィレッジでは地元カナダ、アメリカ、ヨーロッパ、アジアからと、
色々な顔と言葉が行きかっていて面白い。
勿論日本人も多い。

ヴィレッジの夕景  クリスマスの飾り付けがきれいだった。 


 ウイスラーの出発点となる
 ゴンドラ乗り場
 沢山の人が集まります。    
 カナダ人も日本人も韓国人
 もアメリカ人もヨーロッパの人も皆楽しんでいます 
                      
滑ったあとで一杯やるのも
これまた楽しい
 ファイヤーファンド(募金)
として皆で協力しました
我々の後では長蛇の列になりました


 早朝のヴィレッジ
夕食はレストランでも食べたが、我々はコンドミニアムを利用したので夕食を自分たちで作った。
とはいえ当方はもっぱら食べ役だった。
 コンドミニアムで(右端が筆者)
ご馳走がいっぱい
   
 
バンクーバー空港
      
2006年12月13日から18日までの6日間の旅であった。
スキーが出来たのはわずか3日間であった。充分堪能するまではいかないが充実の3日間だった。
ウイスラーは雪質が良いし街中は便利できれいだしレストランの料理は美味し
い。日本より割安に感じた。
日本語は通じないので久しぶりに英語を使ったが、あまりうまく口が動かなか
った。楽しいひと時だった。
是非また行きたいと思っている。           終わり

     文 写真 古澤 敏 S40法学部卒  
           (写真提供 北川宏二、黒川忠教、立田久美子の各氏とウイスラー観光局) 


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