2022年1月6日

コロナ禍の「天神さん(上宮天満宮)」での地域貢献活動

淺井 雅幸(S42経済学部卒)
天神さんボランティア

高槻にお住まいの方なら、多分どなたもご存知の「天神さん」(現在の正式名称は「上宮天満宮」)、その境内整備に関学同窓会高槻・島本支部の有志が地域貢献の一環として、コロナ禍にもめげずボランティア活動を行っています。
ご存知のように「天神さん」はJR高槻駅改札口から北へ徒歩10分程の所で、阪急百貨店の前の道を歩き、突き当りの石段を上がった標高40m位の平地に本殿・社務所を含む建物があり、東西両斜面と本殿うしろの雑木林を含め、全域約16,000坪(52,800u)の境内で、竹林(孟宗竹)・雑木林も6,000坪ある開放型の神社です。
天神さんは近隣市民の散策や初詣、1月15日のどんど焼き、2月25、26日のてんじんまつり(「梅花祭」)、6月25〜30日は夏越の大祓(なごしのおおはらえ=25日)を含む茅の輪(ちのわ)くぐり、7月7日七夕まつり、七五三(10月下旬〜11月末、「七五三特別月間」)、てんじん菊花展(11月2日〜)、年越しの大祓(12月26日)、大晦日の「除夜祭」と続き(日付は令和3年度)ます。その他にも宮参り、家内安全・交通安全・厄除け各祈願等々年間を通じてお参りの人が絶えることがありません。
そもそも天神さんのボランテイア活動に参画したきっかけは2017年(平成29年)12月に高槻市文化財スタッフのメンバーで、関西学院同窓会高槻・島本支部の史跡探索グループの元責任者神畑善吉さん(昭和32法卒)からの呼びかけが契機となってスタートしました。神社側と会合を持ちながら、断続的に作業を手伝っておりました。その後、本格的にグループが集まって活動に参画したのは令和元年1月15日の「どんど焼き」からでした。それ以後は年間計画に基づいて計画的に作業を続けてきました。昨年来のコロナ禍にあっても、4、5名の3グループで、各グループ別に作業日を決めて作業を続け、そのうちの関学OBグループ4名を中心とする組の担当は、隔週金曜日9時から15時までの作業です。
その中心は竹林の整備で、竹が密生していると良い筍が出来ないこともあって、2月〜3月は竹の間伐、その他枯れ竹や傾いたり曲がったりしている竹の伐採と枝払い、そしてそれらを軽トラックで集積場所へ搬送する作業をします。枝払いは運ぶ時、嵩(かさ)を減らすためと他の竹と絡まないようにするためです。孟宗竹は太いので(根元の周囲約60p弱)、伐採にはチェーンソーを使用します。

4月中は、市内各施設や神社関係先へプレゼントするための筍掘りで、二人1組で2〜3日毎に午前のみ従事します。これは朝掘りの筍を届ける為です。贈られる施設の中には、保育園、認定こども園、障害者施設、高齢者施設等20数か所あって、此処の筍は太くて柔らかいので子供たちや老人たちの食卓に上って好評のようで、各施設では毎年心待ちにされております。そして5月初・中旬は伸びた筍や曲がった竹の伐採や下草の刈りとり。しかし6〜9月は暑さと藪蚊の大量発生でお休みです。10〜12月には竹林の下草とり、古竹の伐採、そして参道の両脇等の竹柵を作ります。


コロナ禍の昨今でも、広大な敷地内の6名以下による作業なので、三密の心配もなくそのため緊急事態宣言下とはいえ続けています。一時中断したのは、筍を贈る各施設がコロナで休止した期間の令和2年4月の筍掘りのみで、それ以外は計画的に実施しています。
太くて長い孟宗竹は運ぶ際、長さ2〜3mずつに切断しても太い部分はかなり重く、筍掘りも体力の要る作業で結構な運動になっていて、若干の?疲労感が残る作業です。とはいえ現在活動しているメンバーは70歳半ば以上の高齢者ばかりで、今後も関学OBがボランティアを続けて行くには、同窓の若い方達の参加が必要です。
手を挙げて頂ける方が居られましたら、史跡探索グループの藤田または淺井までご連絡頂けるとありがたいです。
藤田:090-6728-7045、淺井:090-3943-7368  藤田 孟記
以上
 
ホームに戻る     交流広場に戻る     このページトップへ