10月22日(土)
バンクーバー滞在4日目 日本料理店での「最後の晩餐」で皆さんとお別れして我々一行5名は翌日朝バンフへ向けて飛び立った。
カルガリー空港へ12時30分到着や約1時間半(時差1時間)のフライトだ。現地ガイドの横田さんの出迎えを受けた。
カルガリーはバンクーバーとちがい見渡す限り地平線で、はるか向こうに雪をいただいたロッキーの山々が見えました。
さあ!いよいよカナディアンロッキーだ。
カルガリーから30kmの地点
左から森田義貞さん 阪口昌子さん 石川靖子さん 石川 宏(私)阪口茂一さん
日本を代表する5人のアマチュアカメラマン?
ここも撮っておこう
気持ちいい~! |
ワレ!撮ったるで~ |
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バンフ式 深呼吸?
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レイク・ミネワンカ
全部が絵になるのでこれは忙しいぞ!カメラマン 大感激!!
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途中で昼食をとり、車で約2時間半でようやくロッキーの入り口 バンフへ着いた。 バンフは バンフ・パーク・ロッジ での2連泊となる。
チェックインのあと荷物をそのままに夕方のバンフの町をみんなで歩いた。
小さいが清潔な町で、レストランやショップが軒を連ね、若い人が多く活気が感じられた。
夕食はホテルのレストランでカナダを代表する「アルバーター牛」のステーキを食べた。和牛に比べると少々硬いがなかなかのものだった。しかし量は多かった。
近所の公営酒屋で買った「アイスワイン」で明日の晴天を祈念して乾杯をした。ワインは美味であった。明日に備え今夜は早い目の就寝となる。
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バンフのメインストリート 色とりどりの旗が印象的
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市内を流れるボウ川 |
バンフの街角
通りの向こうに カスケード山が見える |
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10月23日(日)
9:00 ホテル発
いよいよ待望のロッキー観光 天気快晴 横田さん運転で10人乗りワゴン車で行く。途中突然野生の大鹿 ムースが現れた。大自然の真っ只中を実感する。
カナディアンロッキーを貫く
ハイウエイ「アイスフィールド・パークウエイ」
キャッスル・マウンテンを右側に見て
アイスフィールド・パークウエイを走る 標高2766m
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レイク・ルイーズ
両側に迫る深い針葉樹の緑に覆われた山稜。
神秘的な緑色の湖水の向こうに立ちふさがる巨大な氷河。
ルイーズ湖の神秘的な眺望を前にすると、カナディアンロッキーの魅力を一望のもとに理解することができる。~~~
持参したガイドブックにはこのように書いてある。
なかなか言葉では言い表せない景色だ。
レイク・ルイーズ
正面の山は ビクトリア山 標高3464m
ビクトリア王女の娘ルイーズ王女のなにちなんで付けられた。
レイク・ルイーズのほとりに建つ
フェアモント・シャトー・レイクルイーズ |
ホテルの窓から |
宿泊客以外はロビーに入れないそうだが横田さんの顔パスかなにかで、中に入れ休憩させてもらった。隣のコーヒールームで飲んだコーヒーはうまかった。 |
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ロッキーの旅はまだまだ続く
アイスフィールド・パークウエイ(レイク・ルイーズ~コロンビア大氷原)
ボウレイク ボウ川の源流 正面の山は氷河を抱いたクロウフット山 |
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絶景を前に頑張るカメラマン |
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カメラマン 圧倒的な景色に
ただ うっとり~ |
秋はコバルトブルー
この湖は季節、時間によって湖面の色が変わるという 今は秋たけなわ
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クロウフット氷河
高槻を代表する5人の迷カメラマン 感激のあまり言葉を発せず。 |
コロンビア大氷原はアイスフィールド・パークウエイのハイライトである。北極圏をのぞけば北半球最大の氷原という。ここに見えているのはアサバスカ氷河の末端である。最近は地球の温暖化で後退を続けているそうだ。
シーズン中ならスノーコーチという雪上車で氷河の上までいけるそうだが残念ながらシーズンは終わっていた。シーズンは4月中旬から10月中旬までらしい。残念、ざんねん。
エメラルド・レイク~バンフ
コロンビア大氷原で折り返し途中少し寄り道してエメラルド・レイクへ行く
エメラルド・グリーンの湖水をたたえた湖。本当に静かなところ。周囲にはトレイル(散歩道)がたくさんある。ゆっくり散策してみたいところである。
バーミリオン・レイク
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ガイドさんの説明では多くの野生の動物や鳥が生息しているということだった。目を凝らした見ると大きな鳥が木のてっぺんに止まっている。「白頭鷲」か「おじろ鷲」かと知っているだけの名前をつけて見てみたが判別はつかなかった。そのうちにどこかへ行ってしまった。
正面の山はランドル山。バンフの近くまで帰ってきたようだ。
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10月24日(月) 早朝ホテルを出発カルガリー空港で横田さんの見送りを受ける。メンバーの森田先輩とはここで別れる。森田さんはバンクーバー空港で本隊に合流 日本にお帰り。
我々は2夫婦4人になったが元気でこれからトロント行きにのりこの旅の最後の目的地ナイヤガラへ向かう。天気予報が良くない。心配である。
10月24日(月)
トロント空港から出迎えの旅行社の車でナイヤガラへ向かう。
夕刻5時 タイヤガラ到着 時差の関係で時間のロスが大きい。西から東へ向かうときは1日が短いと経験してみてわかった。(時差はバンクーバーとカルガリーは1時間。カルガリーとナイヤガラは2時間である)
午後5時到着 泊まるところは『ヒルトン・オン・ザ・フォール』を予約してあった。
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ホテル ヒルトン・オン・ザ・フォール の部屋から
正面は「アメリカ側の滝」
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ナイヤガラは嵐であった。 |
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右側にみえるのはカナダ滝 |
10月25日(火) |
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カナダ滝 圧倒的な水、水
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吸い込まれそうな 「水パワー」
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雨か、しぶきか、霧か わけがわからない状態~~
視界不良、寒い さんざんでした。
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霧の乙女号の運行は昨日で終了していた。ついてない。 |
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ワールプール・エアロカー ナイヤガラ渓谷
対岸へ渡るゴンドラ 40人乗り。
これも今シーズンの運行は終わっていた。 |
滝を楽しんだ後は「ナイヤガラ観光」ワイナリーによりアイスワインを買う。 試飲しすぎて写真撮るのを忘れました。
ナイヤガラ・オン・ザ・レイクの町
ナイヤガラ川がオンタリオ湖に注ぐ河口に出来た町。ガイドの説明によればアメリカの独立に反対した王道派と呼ばれるイギリス系の移民(ロイヤリスト)によって18世紀末に開拓された町。今もビクトリア様式を色濃く残している街である。
またナイヤガラ台地はヨーロッパのワイン産地と同緯度にあり、湖から来る霧や湿気と温暖な気候がワイン作りを盛んにしている。試飲したワインは誠に美味しかった。
町のシンボル
クイーン通りの時計台
1922年から時を刻んでいる |
ホテル プリンス・オブ・ウエールズ
1864年創業
ビクトリア王女も滞在されたとか |
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午後ナイヤガラに別れを告げ車でトロントに向かった。
トロントはサットン・ホテルに泊まる。州議事堂に近くヤング通りの繁華街にも近い高層の静かなホテルである。2連泊となる。
夕食はヨークビル・アヴェニューにある 有名なイタリア料理店 「ベリーニズ」 で肉料理とナイヤガラワインをいただいた。この店はあのマドンナもかって訪れたという食通の店。久々の本格料理はベリー・グー!だった。
10月26日(水)
カナダ最大の都市 トロントは国際色あふれる町と聞いていたがまさにその通りで、いろいろな顔と色と臭いがあった。多民族国「モザイク」の意味が少しだけ理解できたよう気がする。
一日観光
まずCNタワー 高さ533.33m 世界一の高さ。室内展望台346mまでは58秒で上昇する。料金は18.99ドル〔約1980円〕安いのか高いのかよくわからない。でもガラスフロアという素通しの床から下を見ると高度恐怖症ならずとも足元がむずむずする。
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CNタワーからの眺め |
トロントはわかりやすい街で歩きやすいところ。今回の旅行は飛行機と車ばかりで殆んど歩いていないので皆で相談して 歩く事にした。
歩いて歩いて トロント大学へ
中世の城館を思わせる トロント・ユニバーシティー
1827年の創立 学生数約5万人 「哲学の道」もある。
キャンパス内のカフテリア=学食 で昼食を摂った。2人で8.5ドルで充分だった。 |
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日系の女子学生がリスに餌を与えていた。 |
クロリス(キタリスの仲間) |
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昼食後 構内を抜けて徒歩でクインズパークを通り抜けロイヤル・オンタリオ博物館へ行った。古代エジプトのミイラやカナダ国内で発見された恐竜の骨などの展示が有名と聞いていたが内装工事と模様替えが同時に行われていたので展示物がよく見えなかった。
小学生の課外授業があったので父兄のような顔をしてついていった。この方が面白かった。
このあと、いったんホテルに戻り小休止の後ケンジントン・マーケットと中華街へ見学に行った。中華街はそのスケールの大きさにびっくり。上海や香港かと思うぐらい広くて、きんきらでやかましかった。
ダウンタウンはブロア通りやヨークビル通りを見たが大都会そのもので若者のファションとブランド品が一杯という感じ、特に興味を引くものはなかった。
お土産はなんといっても「メイプルシロップ」 ホテルの近くのスーパーマーケットで買った。このほうがお土産店で買うよりも安かった。
10月27日(木)
さあ今日は日本へ帰る日、早朝の出発となる。朝6時迎えの車が来た。
トロント発9:00 バンクーバー乗換え 関空着 翌日の15:00となる。
何時間乗るのか非常にわかりづらい。ゆっくり計算すると、待ち時間も入れてホテルから我が家までなんと20時間もかかっていた。飛行機に乗っているだけで14時間だった。お疲れ様。
編集後記 関西学院同窓会高槻支部ホームページ バンクバー支部との交流――カナダの旅 が割合好評であったので パートⅡを編集した。
編集するに当たってアルバムをひっくり返し、パンフレットや持って行ったガイドブックを読み返しているうちにまた旅をしている気分になってくるから不思議だった。書き終わった今、また旅行からかえってきた気分、やれやれという気持ちになっている自分に驚いている。
今回 この旅行でお世話になったバンクーバー支部の人達をはじめガイドの皆様のあらためてお礼を申し述べます。いろいろなご親切ありがとうございました。
またこのパート2に写真などを提供いただいた バンフの 横田さんにお礼を申し上げます。
関西学院同窓会高槻支部 石川 宏