史跡探索・旅行グループ
相国寺拝観と京都御苑散策のご報告

長い間、コロナ禍のために実行できなかった相国寺拝観と京都御苑散策へ10月28日(土)に支部会員8名で行って来ましたので、その様子を皆さんにお伝えします。

(相国寺での集合写真)

秋の特別拝観が行われている相国寺では、まず法堂(はつとう=禅宗寺院の中心伽藍の一つで、講師が仏に代わって仏法を説く建物)では天井中央の龍の絵「鳴き龍」の下で各自がかしわ手を打ち、その反響を実感しました。
次に、方丈(ほうじょう=禅宗寺院に於いて住持が接客や仏事に使う建物で通常は伽藍の奥に位置する。)の建物と庭園を拝観し、開山堂(かいさんどう:寺を創建した僧を祀る建物)では建物と庭園を見た後、境内奥にある承天閣(じょうてんかく)美術館に移動し、伊藤若冲が寺へ寄進した33面の極彩色の掛け軸や、金閣寺の境内にある大書院の一部を、すなわち壁面や違棚を復元し、嵌め込んだ若冲筆の水墨画(壁貼付絵・かべはりつけえ)を鑑賞しました。
円山応挙の七難七福図の絵巻は2巻展示されていて、一方は水墨で描いた下絵のものと、他のもう一巻は完成した彩色の絵巻という両方が展示されている珍しいもので、比較して観ることができました。

昼食は烏丸通を渡り安くて美味と評判の同志社大学の学食で摂りましたが、相国寺拝観の印象などの会話を楽しみながら、ほぼ全員完食しました。

午後は京都御苑の近衛邸跡庭園などと御所内の紫宸殿・清涼殿・御学問所ほかの建物の見学と美しい庭園を散策しました。

(京都御苑にて)

テイータイムは女性陣全員のお勧めの「とらや」で疲れを癒し、史跡と美術品で堪能した楽しくて有意義な1日を終えました。結局、歩行距離は10,000歩を超えておりました。

尚、解説文(若冲画入り淺井作成)をお渡ししますので、相国寺の沿革や若冲に興味のある方はどうぞ下記淺井までお知らせください。
PCメール:my-jacky0309@tcn.zaq.ne.jp TEL:090-3943−7368
(淺井雅幸 記)

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