関西学院ファイターズ 甲子園ボウル4連覇達成


12月19日、伝統の甲子園ボウルは法政大学を47対7で下して、
6年連続出場、4年連続32度目の優勝を果たしました。

甲子園ボウル観戦・応援の記録
記事 S40法学部卒 古澤 敏
写真 S36法学部卒 廣原 祥隆
写真 S40法学部卒 古澤 敏
今年は甲子園球場へ出向いた。野球ではなくアメリカンフットボールの試合だ。第76回甲子園ボウルだ。関学大対法政大の優勝決定戦。結果は47対7で関学大の圧勝。6年連続出場4年連続32度目の優勝となった。ニュースで結果だけしれば「やはり強かったか」で終わるでしょうが現場での観戦はそれでは終わらぬ。
でもなぜボウルなのかな?
球場がすりはち状になっているからbowl=ボウルなのですね。

現場では好プレーには拍手、ロングパスが成功すれば「オー」と歓声。
隣のおじさんは1人で応援。「無理するなよ」。
インターセプトをされた時には「だから言っただろう」。マスクを着けての応援だが自然と声が出る。
会場内ではマスク着用のチェックマンが時折見回っていた。当方は首に双眼鏡とカメラをぶら下げての応援。双眼鏡で選手の動きを見るのも大変だ。TVのカメラマンは本当に上手にボールの行方、走る選手を撮影している。
ワンコインで美味しそうな弁当を調達。缶ビールを2缶。ひざ掛け、KG帽子、KGガウン、カイロ、手袋、小さい座布団を前日に準備して持参。何故こんなに熱心なのかね。行き帰りの切符はJR、阪神電車いずれも往復切符を調達。準備OK。
当日の入場券は友人が調達してくれており、12時前に球場の3塁側16番ゲート前で貰った。3塁側ではKGがグッズ販売をしている。
結構売れているようだ。

ひざ掛けもあり友人はKG帽子とKGひざ掛けを持参していた。
チケットの半券を取られいざ入場。新聞の関学スポーツと冊子のメンバー表を貰った。過去には冊子メンバー表は有料だったように思う。
今回はKG席でなく、また勿論招待席でもなく一般席の上段だ。上段からはよく見渡せるが選手までは遠い。だから双眼鏡が役立つ。
まず弁当で腹ごしらえ。缶ビールを友人にプレゼント。友人が言うには「会場内で販売の女性からか買おうと思ったが700円もしたからやめた」。一缶のビールに喜んで貰えた。通常はウイスキー持参しているのだが今回は心を鬼にして持参せず。何故かて?飲み過ぎる傾向にあるから。お陰で酔わずに済んだ。友人は友達が多く来ているので、試合後何処かに祝杯を挙げに行った。当方も祝勝会に誘われたのだが、自分の性格上行くと長くなるので辞退した。少し成長したかな?老化かな?両方かな?
自分自身は帰り途中で新大阪駅構内の多くの店がある待合室の立ち飲み店でビールと串カツで少しやった。旨かった。2年振りだが客層が変わっていると感じた。若い女性客。若いカップル。おじん組は少ない。乗り換えの合間ではあるが世の中の変化を2年で感じた。
試合の話を少し書きますが本当はこれが一番の興奮です。試合内容に関してはTV,
新聞でご存じの通りなので不要と思うので勝手流をお詫びします。
向かいのスタンドは法政大。チームカラーはオレンジ。スタンドにはオレンジカラーの応援団が多く、目立つ。チアリーダーも多い。
勿論KGも多い。でもチアは寒くないのかな?

(KGチアー)

コイントスを審伴が行いどちらがキックでどちらがレシーブかを決めて開始。コイントスのコインはどのようなコインか知りたい。どちらが表でどちらが裏か。見る機会がないので誰か教えてほしい。
選手入場は12時56分にKG。続いて法政大。両チームとも入場後は円陣を組み気合を入れた。コイントスの結果、KGがレシーブで攻撃をする。法政のキックで始まったが2回キック失敗。練習の時には素晴らしいキックをしていたのだが何故かな。練習の時には観客席までキックしたボールが飛んでいたのに。
KGの攻撃開始。なんと最初の走りは力強くFD(ファーストダウン)、続けて次の攻撃でもFD。そして3回目の攻撃でTD(タッチダウン)で6点。キックも確実に成功して合計7点。

(写真は斎藤選手:甲子園ボウルでMVPに輝いた)

前半で大差がつくと思ったが、法政大の守り(ディフェンス)は強く追加点はフィールドゴール2回成功(6点)のみで前半は13対0で終わり。後半は法政の反撃かなと心配した。隣の友達も同じ思いをしていた。

ハーフタイムショーは優雅に美しく武庫川女子大付属中学・高校のマーチングバンド部とバトントワリング部。
 
後半3Qの始まり。法政の走り・パスはすべて力強い。反撃の始まりと感じた。法政の星野選手が走った。TD(タッチダウン)でキックも決まリ7点。点差は3点のみ。逆転されるのではないかと頭の中で走った。
さてKGの攻撃に変わりパスもよく進んだ。次のパスはゴール前で決まると思ったが法政のインターセプトでボールを奪われ攻守交代。思わず「あれ〜」と声が出た。法政は喜び一杯。冷静に見ればKGの一寸したパスのミスで法政の守備のうまさでインターセプトされた。流れが法政かなと思った通り法政の攻撃で前進。4thダウンでゴールまで5ヤードの残り。フィールドゴールで「同点になる。大変だ」と思った。だが何故か法政は失敗。助かったと思った。後から思うに法政は何故かキックの失敗が多かった。プレッシャーを感じたなのだろうか。KGは失敗なし。これも勝因の一つだろう。

(強固な守り)

これからKGが生まれ変わった。即TD(前島のrunが光った)。前島は親子KGフットボールメンバー。

第4Qの始まり。甲子園ボウルでは1Q15分。本当は1Qは15分だけどリーグ戦では13分(?)かな。たった2分だが選手には長い時間のようだった。                      
KGのディフェンスは甲子園出場決定戦の時より成長したように思った。
20才前後の選手は成長が早いのだろう。QBは投げる時に味方に守られているが、2年生の鎌田は堂々と投げていた。素晴らしい成長。第4Qに入った時スコアは23:7でリードなので心が落ち着いたのかもしれない。自分も心穏やかになり、勝モードで安心して応援できるようになった。応援団もチアだけではないよ。ブラスバンドもあり、

(ブラスバンド)

他もあり。TV観戦では気の付かない事もあるかもね。単純なラン・パスだけではなくショベルパスもあり多彩な攻撃となった。
多くの選手に甲子園ボウルを経験させ4年生には勝つ喜びを与え、下級生には来季に結び付ける力を与える監督の配慮なのかな。メンバーを少しずつ入れ替えた。2年生の衣笠は走りが早く来季が楽しみだ。第4Qでは選手は伸び伸びと試合をしている感じがした。
獲得点数も24点で3Qまでに獲得した23点より多い。
それが示すように攻守の力強さが光った。優勝後には大村和輝監督のインタビューが大型スクリーンに映し出された。


今日はKGチームが勝ち心落ち着きゆっくり眠れる。負けていたら妻の攻撃がある。「何故負けた」と鋭い言葉。勝っても帰宅後録画の試合を見るので「夜中まで見る
のではないよ」と釘をさされる。でも優勝してくれて感謝です。  
選手諸君も大満足で4年生は胸を張って卒業できるし3年生から下の選手は来年に向けて大きな力を得たと思います。

(選手の笑顔)

年間最優秀選手に贈られる【ミルズ杯】はKG前田公昭選手(RB)が受けた。
ちなみに【ミルズ杯】の名付けの親、チャック・ミルズ氏(Chuck Mills)は今年1月92歳で逝去されたそうです。(同氏には1998年12月に甲子園でお目にかかった。23年も前の事だ。お悔み申し上げます)
来年も甲子園ボウルの応援に行きます!!
以上
ホームに戻る     交流広場に戻る     このページトップへ