75th 関西学院グリークラブリサイタル
 2007年2月12日(祝)
2月12日(祝)午後2時より 阪急西宮北口にある兵庫県立芸術文化センター大ホールにおいて
「75th 関西学院グリークラブリサイタル」が行われ、
総客席数2000あまりの大ホールを埋め尽くした観衆は感動の渦につつまれた。

「A SONG FOR KWANSEI」で静かに幕が開いた。
太陽がいっぱいの情熱の国イタリアの南国情緒を描いた第1部
中勘助を感動させた「モノトーンの美しさ」を実感させてくれた第2部
みごと金賞に輝いた昨年の全日本歌唱コンクール全国大会の選曲[MAGIC SONGS」によって、自然界に存在する魔法の言葉を発する演奏者によって聴衆はまさに魔法をかけられたような第3部
宮沢賢治の愛する妹との「永訣の歌」を、深い悲しみを込めて叙情的に歌いあげた第4部
プログラム終了後の「涙そうそう」は、第4部からの流れを汲んで亡くなった先輩北村協一氏と林雄一郎氏の2人の先生に捧げる曲であり、トップテナーの「あいたくて〜あいたくて〜」の澄んだ歌声の切なさには思わず胸をうたれた。
「なごり雪」のあと、新月会のメンバー全員を含めた大合唱「ウボイ」で大拍手の中で幕が下りた。
さすがは関学グリークラブ!
技術的な歌唱力はもちろんのこと、凛とした品格の感じられる演奏に昨年末の「高槻グリークラブコンサート」の感動がよみがえった。

プログラム

1st STAGE  ITALIENREISE・・・イタリアの旅・・・
 指揮:北島大助 ピアノ:藤井一彰
1.女と酒
2.美しいあの娘と
3.南国の夜
4.フィレンツェにバラの花咲く頃
5.我が美しきナポリよ
6.ニコロー、ニコロー、ニコリーノ
7.イタリアン・サラダ
8.カプリ島の漁師
 
2nd STAGE 男声合唱組曲「中勘助の詩」から
新月会との合同ステージ 指揮:広瀬康夫 
1. 絵日傘
2. 椿
3. 四十雀(しじゅうがら)
4. ほほじろの声
5. かもめ
6. ふり売り
7. 追羽根
 
3rd STAGE  MAGIC SONGS・・・魔法の歌・・・
 指揮:広瀬康夫
1. 狼を呼び戻す歌 Chant to bring back the wolf
2. 柵を倒す歌 Chant to make fences fall down
3. 蛍を光らせる Chant to make fireflies glow
4. 清らかな水のための歌 Chant for clear water
5. 刈られた動物の魂に捧げる歌 Chant for the spirits of hunted animals
6. 蜜を温かく越冬しさせる歌 Chant to keep the mosquitoes from biting
7. 熊を躍らせる歌 Chant to make the bears dance
8. 石を歌わせる歌 Chant to make the stones sing
9. 魔法をかける歌 Chant to make the magic work
 
4th STAGE  男声合唱曲「永訣の朝」
指揮:北島大助 ピアノ:藤井一彰
演奏会終了後のホールロビーでのお見送りは、高槻支部におけるコンサートでも恒例となっている。
大観衆は立ち去りがたく、コンサートの余韻を楽しんだ。
 

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