平成28年度第69回全日本合唱コンクール全国大会において7年連続の金賞及び文部科学大臣賞を受賞し、来年度の全日本合唱コンクール全国大会へのシード権を獲得しましたとのうれしい報が入ってきました。



このコンサートは平成4年にスタートしました。それ以降25年間皆様のご協力を頂いて続けてまいりました。
今年で25年目、節目のコンサートということで グリークラブOBで構成される「新月会」の皆様に賛助出演をお願いしました。

出演者は総数で130名の大合唱団です。会場は収容人数の多い現代劇場大ホールです。

11月の雨が降って寒さが身にしみる日にもかかわらず、
開場予定時間前にはロビーに多くの人が集まられて、リハーサルが終わった13時半に開場し、開演時にはほぼ満席の観客で座席が埋まりました。
これで主催者である我々は胸をなで下しました。

開演

関西学院グリークラブメンバーがステージに登場して、校歌「OLD KWANSEI」の歌声で始まりました。
司会は、「HIROKO朗読サロン」の支部幹事、辻ひろ子さんで、優しく美しい声が流れ、皆さんをほっとさせます。




第Tステージ:「Gospel and Spiritual」

奴隷貿易によりアメリカ大陸に連れてこられ、過酷な労働を強いられた黒人達が救いを与えるゴスペル(福音)と讃美歌にアフリカ特有のリズム感を融合させて、スピリチュアル(黒人霊歌)として作り上げられた歌の数々です。
黒人達が日常的な苦しみや絶望感からの開放を神に求め、天国での自由や幸せを祈ったもので、時には力強く、時には厳かに歌い上げています。

第UステージはグリークラブOBの合唱団「新月会」39名と学生4年生19名によるもので、
新月会は昭和27年卒から今年卒業したばかりまで、年齢差が64歳で、出演者の平均年齢が63歳で構成されています。
その人達が精一杯の声を出しての演奏です。



第Uステージ:男声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」
ピアノ伴奏で、日本の唱歌11曲を四季折々の景色に添って演奏して、観衆の心の奥にある故郷の風景がよみがえるよう、皆さんの心を揺さぶったものでした。

ここで次のステージまで休憩。


その間に演奏が始まるまでの舞台裏を覗いてみます。

まず会場外の風景、クラブのマネージャ−がお客様に渡すプログラムに演奏会のチラシを入れて準備をする傍らで、支部幹事のお手伝いする皆さん方にはチームリーダーから会場案内から入場、客席までの案内誘導について説明を受け、それぞれの持ち場に行きました。また、一報では司会者とグリークラブ担当幹事との進行の打ち合わせも行われました。 



かたや、大ホールではリハーサルがそれぞれのパートで行われました。その風景を写真でどうぞ。
      




打ち合わせの終わった司会の辻さんと
グリーOBの担当幹事の岩本さん
  
大ホールいっぱいの聴衆
   

第Vステージに入りました。

第Vステージ:無伴奏男声合唱曲集「じゆびれえしよん」
 明治大正期に詩人山村暮鳥が自然のあらゆるものに神を見いだすという独特の神学により作り上げられた詩の中から7遍を、現代を代表する作曲家の信長高富氏によって無伴奏男声合唱曲集としてまとめられたもので、まだ新しいこの曲集に取り組むことはKGグリークラブにとって大きなチャレンジでした。

第Wステージはグリークラブと新月会の合同演奏で、総勢120名近くの男声合唱で、メンバーの年齢差は最大で68歳であるものの、みんなが一つになって大迫力の合唱となりました。



第Wステージ:「日本民謡集」
 作業の唄として素朴で力強く、また地域自慢の景色や人情を細かに描き長く人々に愛され歌い継がれた日本各地の民謡を歌い、重厚なハーモニーと日本の心を皆さんは楽しんでいただいたものと思います。

演奏会の終わりに高槻・島本支部から各ステージの指揮者に花束贈呈がありました。
 


      
 聴衆の拍手に答えて、アンコールは「U Boj!」、この曲はKGグリークラブの恒例で、KGグリークラブと新月会の大合唱となりました。
なお、今回は会場の都合で、ロビーでの「歌によるお見送り」は出来ませんでした。

 KGグリークラブは代々受け継がれてきた「メンタルハーモニー」をクラブモットーとして掲げ、その精神を柱に、メンバー一人ひとりの精神的調和を目指すことで生まれる独自のハーモニー「関学トーン」は、多くの人々から愛されています。
これを皆さんは堪能されたことと思います。

関西学院グリークラブの皆さん、多くの市民の皆さんに感動を与えてくれてありがとう。

この後、会場を変えて、高槻・島本支部幹事と新月会の打ち上げの懇親会を催し、山城支部長、宮原関西学院理事長の挨拶に引き続いて小池新月会会長の乾杯があり、途中から学生指揮者やマネージャーの紹介もあり、和気あいあいの中で、終わりに校歌「空の翼」を全員で歌って終えました。
    


 2017年は12月3日(日)に開催いたしますので今年も来ていただくようにお願いいたします。

写真撮影者: 中寺啓祐(S43法)
古澤敏(S40法)
伊木幸子(S47文)
文章構成: 吉田逸史(S40経)


「第25回グリークラブ高槻コンサート」も、盛会裏に終了することができました。
演奏者はもちろんのこと、スポンサー各位、支部会員のご尽力・ご支援・ご協力の賜物と感謝いたしております。有難うございました。
来年もどうぞご支援をよろしくお願い申し上げます。
  
「高槻コンサート」スポンサー団体・企業
 関西学院大学 http://www.kwansei.ac.jp/index.html
 関西学院会館 関西学院FAMILYの憩いの場
パーティ・ウエディング・レストランポプラ
ご予約・お問い合わせ 電話 0798−54−6013
 協和 株式会社 〜「人」と「植物」の能力開発に取り組む、国際色豊かなユニークな会社です〜
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文章及び構成   吉田逸史(S40経)
写真撮影      石川 宏(S35経)
 古澤 敏(S40法)
 中寺啓祐(S43法)

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