平成23年6月11日(土)
 
 

関西学院同総会高槻・島本支部は6月11日(土)に第23回支部総会が開催され、それに先立ち第7回公開セミナーが開催されました。
 この公開セミナーは大和ハウス工業会長の樋口氏に2年前の新春の集いに続いて、2回目の登場をお願いしました。
今回は高槻・島本在住の関西学院現役の学生さんにもPRをし、十数名の学生が参集してくれました。聴衆は158名で座席の余りがなく満席でした。


講演中の樋口氏

 講演要旨:
一代で1兆円企業を築き上げた創業者石橋信夫氏から学んだ実践的経営哲学を交えて、「創業100年に10兆円企業群」を目指し、住宅事業をはじめとする既存の事業領域の拡大のみならず、   「あ・す・ふ・か・け・つ・の」をキーワードに、環境エネルギー分野や介護・福祉・農業分野などの新規事業にチャレンジし続けるグループのトップとしての経営観を語っていただきました。
 大和ハウス工業の創業から現在までを映像でPR、続いて10兆円を目指しての事業を「あ」安全・安心「す」スピード「ふ」福祉。医療「か」環境・エネルギー「け」健康「つ」通信・情報「の」農業・水 という項目に分化して取り組んでいるとの説明から始まった。
 樋口氏は尊敬する創業者の故・石橋信夫氏からき厳しく指導を受け、それを実践することで石橋氏から絶大な信頼を受け、現在もその方針を守り経営にあたっている。
 樋口氏の話からいくつか印象に残ったものを紹介すると
会社は公器である・・何をやったら儲かるではなく、社会は何を要求しているかを考える。
また、会社は社員とその家族への心使いと共に彼らを守る義務がある。
運が良い人間と言われる人は、向こうから運が来るのではなく、自分自ら運を獲得する人である。大和ハウスでは若い人の感性を尊重している。例えば会社のマークも30代の人達で提案してもらった。等々 創業者とのエピソードを交えて話が進み、最後に大和ハウスは食料の自給化を目指すと話されて大多角経営を目指すことに驚きました。
講師プロフィール

1938年 兵庫県生まれ、1961年 関西学院大学 法学部卒業
1963年 大和ハウス工業株式会社 入社。1984年同社取締役、
1989年 常務取締役、
1991年 専務取締役、
1993年 大和団地株式会社 代表取締役社長を経て、
2001年 大和ハウス工業株式会社 代表取締役社長、
2004年 同社代表取締役会長 兼 最高経営責任者に就任、
現在に至る。

主な公職:
社団法人住宅生産団体連合会会長、大阪商工会議所副会頭、
大阪シンフォニカー協会 理事長。

著書:

『熱湯経営―「大組織病」に勝つ』
『先の先を読め』(いずれも文春新書版)
   
セミナーの受付 同窓会員の受付
     

司会をする大西幹事と超満員の会場

写真  阪口 茂一 (S38年 商学部卒)
               
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