日時 2010年12月11日(土曜日)
場所 高槻現代劇場中ホール 天候 曇り時々雨
第19回関西学院グリークラブコンサートが開催されました。
当日は急に雨が降り出す悪天候ながら開場前から長い列が出来たので、危険防止の意味からも少し早目の開場となりました。
開演前に既にほぼ満席状態となったことは嬉しい誤算でした。
これは本年度は全日本合唱コンクール・学生部門で金賞・最優秀賞を獲得した歌声を生で聴きたいという多くの人達に来て頂けた結果だと感じております。
PM2:30 開演
最初はいつものとおり校歌「Old Kwansei」から、
一気に関西学院グリークラブワールドへ聴衆を引きずりこんでくれました。
今年のプログラム
|
第1部 「愛唱曲集より」 |
指揮:小野夏輝 |
1.いざ起て戦人よ
2.見上げてごらん夜の星を
3.涙そうそう
4.斎太郎節
5.遥かな友に
|
第2部 「黒人霊歌」 |
指揮:安田博重 |
1.Set Down, Servant
2.Do-don’t Touch-a My Garment
3.Deep River
4.Ain’-a That Good News
5.Wade In De Water
6.Ev’ry Time I Feel The Sprit
|
第3部 「BEATLES Numbers」 |
指揮:小野夏輝 |
1.DAY TRIPPER
2.OB-LA-DI, OB-LA-DA
3.MICHELLE
4.YESTERDAY
|
第4部 「Christmas Songs」 |
指揮:小野夏輝 |
1.Jingle bells
2.O holy night
3.Adeste Fideles
4.Silent night
5.Joy to the world
|
U BOJ |
|
幕間を挟んでの100分間は「あっ!」という間でした。プログラムの全てが終わってしまいました。
「今日は軽い曲が多かったかな」と少し心残りのところに、
アンコールの第1曲目として全日本合唱コンクールで金賞をとったその曲(自由曲=尾崎喜八の詩より『冬野』)がはじまりました。
やはり、これぞ関西学院グリークラブの歌声というものを聴かせて貰い「満足!満足!」と何か得をしたような気持ちになったのは私一人だったのでしょうか。
そして最後の最後は待ちに待った{U BOJウ・ボイ}、
この曲は朝日新聞土曜版(9月4日)で“うたの旅人”合唱曲ウ・ボイとして紹介され話題になっており、
我々のリクエスト曲でもあったので本当に聴きたかった曲です。
ロビーでのストーミング
ウ・ボイの演奏が終わるとグリー部員は陸上選手並みのスピードで舞台のソデからロビーに集合、先ずは校歌「空の翼」で出口に向かっておられる聴衆の足をとめる。
その後約20分、ロビーでの小演奏会=ストーミングが続き、お越しいただいた人達とスキンシップを持ち、コンサートの余韻を楽しんでいただきました。
ロビーでのストーミングはお越し頂いた方々へのお礼とお見送り、そしてまた来年の関西学院グリークラブ高槻コンサートにお越し頂きたいとの願いを込めてのものです。
来年2011年は第20回目になる「記念コンサート」として、
同じ「中ホール」で12月10日(土)に関西学院グリークラブOBの人達で構成されている新月会との合同演奏会が開催される予定になっております。
是非、来年も会場で関西学院グリークラブワールドをお楽しみください。
コンサート写真集 〜〜コンサートの一日〜〜
|
|
PM1:00 正面入り口では『お迎えの準備』 |
パンプレットの折込み
|
|
|
舞台ではリハーサル |
ロビーの隅ではアナウンスの最終確認中 |
|
|
PM 1:40 お客様の到着 |
PM 2:00 開場 |
雨と突風の中でも素敵な着物姿の方も見受けられ、コンサートを楽しみにされている気持ちが感じられ嬉しくなります。
階段で開場待ちの行列ができ、将棋倒しになっては大変なので、後のお客さんの苦情は覚悟しながら早めに開場。
なだれ込むような入場者の波に、受付の女性幹事は酔って目が回りそうです。 |
|
|
恒例風景 美人司会者 |
前内支部長ご挨拶 |
|
|
花束贈呈 プレゼンターは卒業生の 前田 昌子さんと重光 由美さん |
|
|
超満員の客席 |
大橋同窓会会長のご来場 |
|
|
学生指揮者 小野夏樹君(4年生) |
新学生指揮者 安田博重君(3年生) |
|
コンサート後記 |
関西学院グリークラブは今年で111年目を迎えましたが、当然の事ながら学生のクラブであることより例年メンバーが替わって、伝統のバトンを引き継いでいます。
今年もこの高槻コンサートの第2部で来年度の新指揮者である安田博重くん(3年生)が新指揮者としての初舞台を踏みました。
昨年のこのコンサートで初舞台を踏んだ小野夏輝くん(4年生)のこの1年間の成長ぶりが本当に頼もしく映りました。
関西学院グリークラブは男声合唱団だから男性ばかりだと思われるかもしれません。
しかし、実は5年ほど前から女性がマネージャーとして加わりました。
今年もこのコンサートに全員ではありませんが、5名の女子マネージャーが演奏会に帯同して色々裏方の仕事をしてくれています。 |
関西学院グリークラブのメンバー
(第111代目から第113代目の部長と学生指揮者の皆さん) |
|
|
|
女子マネジャーの皆さん 「打ち上げ会」でそれぞれ一言ずつしゃべってもらいました |
|
本年度の高槻コンサートは当支部の新しい組織となった事務局としてはじめての運営であり、種々皆さま方にはご迷惑をお掛けしましたことを心からお詫び致します。
来年度の第20回目のコンサートではこれらの点を改善して少しでもご迷惑の掛からない演奏会を楽しんで頂けるように致したいと願っております。
来年のコンサートは同じ場所で2011年12月10日(土)に開催されます。
皆さまお誘い合わせてお越し頂ける事を期待しております。
やれやれオワッタ!!
今年のこの催しのスタートは8月31日 夏のさなかから始まった。
小生、コンサート責任者を命じられての初仕事はプログラム広告主へのご挨拶から始まった。
『また今年もどうぞよろしく』、何軒か挨拶に廻っていると何年か前の現役に戻ったような妙な錯覚に陥った。暑さで頭がぼけたのかな。
広告主各社から原稿をいただいたのは11月に入ってから。
全部がそろったのは11月11日で、私の何年ぶりかの営業社員生活は終わった。
さあ!これからプログラムの編集だ、急がないと間に合わない。幸いにして前任者が関学グリークラブや印刷工場と打ち合わせを進めてくれていたので何とか間に合うことがわかりホッ!
今度はチケットの販売状況の把握だ!
幹事諸氏に頼んだ前売り券のはけ具合は?
後援をいただいている市文化事業団の売れ具合は?
ポスティングで配った1600軒からの注文は?
招待先のお客さんは来てくれるのかどうか。
じゃんじゃん電話は鳴りっぱなし、携帯は掛けまくり。
現役時代でもこんなことなかったわ。
それもこれも12月10日までのこと。
11日夕方には結果が出ている。なんだか試験発表みたいになってきた。
アッ、忘れてた!
来年のコンサート会場の申し込みだ。
先輩から電話が掛かってくる。
「もし取れなかったらどうする、12月はあきらめて1月にニューイヤーコンサートでもやるか」。
半分脅しの電話である。
腹を決めて会計の責任者を伴って申し込み会場へ行く。
来年は無駄を承知で前日の「リハーサル」から舞台を借りることにした。少々出費になるが会場確保のためにはやむを得ない。
朝9時ジャストに窓口オープン、ヤヤ!誰もいない!『取れた、取れた』小踊りしたい心境だ。
早速お金(使用料)を納めて支部長、幹事長、事務局長へ連絡した。やれやれ…….
いよいよ当日が来た。
前日に運び込んでおいた荷物をチェックし、集まってもらった数名の幹事と受付の設営をする。
そのうち女性幹事なども来てくれプログラムへ折込などの挿入を行う。
1時過ぎ、気の早いお客さん第一号が到着、雨が降ってきた、突風みたいな変な風が吹く。
最悪やな、日ごろの精進はいたって良い方なのにと自分を呪う。
でもお客さんはどんどん増える、階段に並ばれるとやばい、将棋倒しは困ると思い、後のお客さんの苦情は覚悟しながら早めに扉を開けた。
心配はどこへやら、開演前に満席となる、幹事は全員立ち見(聴き)だ。
お客はどんどん増える。
VIP用に「リザーヴ」しておいた10席のうち半分は一般の聴衆に座られてVIP氏には立ち見となる始末、
最後の最後まで頭を下げどおしの4ヶ月間だった。
それでも終わってみればやり甲斐のある充実した4ヶ月余りだった。
ささやかな打ち上げ会をやった。
来賓の方とグリーのメンバー、そして幹事の皆さんからのねぎらいの言葉を聞いて、うれしかったしまた来年という心境になってきたのは不思議だ。
最後にご協力いただいた広告各社、同窓会の幹事の皆様、そして最近特に増えた市民のファンの皆様にお礼を申し上げます。
そして最後に『また来年も来てください』お願いします。
藤田 孟 (事務局グリーコンサート・グループ責任者) |
|
文 |
福田 元彦 藤田 孟 |
(S38 経卒) (S37 社卒) |
写真 |
阪口 茂一 石川 宏 |
(S37 法卒) (S35 経卒) |
|
|
|